私たちは室蘭市・伊達市・登別市を中心に活動している解体会社です。
建物の解体と切っても切り離せない「アスベスト(石綿)」について解説いたします。
目次
アスベスト(石綿)とは?
アスベスト(石綿)は、天然にできた鉱物繊維で、かつては非常に優秀な建材として重宝されていました。以下のような性能があるため、多くの建築物に使用されていたのです。
- 不燃・耐熱性:燃えずに高温にも耐える
- 耐摩耗性:摩耗に強く、しなやか
- 耐薬品性・耐腐食性:酸やアルカリに強く、長期間変質しにくい
- 紡織性:織物として使えるほど柔らかい
- 絶縁性:熱や電気を通しにくい
- 高い引張強度:非常に丈夫
- 親和性・経済性:接着力があり、しかも安価
このような理由から、1955年(昭和30年)頃からの高度経済成長期に、建築ラッシュとともにアスベストの使用が急増しました。
優秀な素材の裏に潜む重大な健康リスク
しかし後に、アスベストが人体に有害であることが発覚しました。繊維が非常に細かく、吸い込むと肺の奥に入り込み、中皮腫や肺がんなど重篤な健康被害を引き起こすことがわかったのです。
1975年(昭和50年)には建築物への使用がピークを迎え、そこから段階的に規制が進み、2006年(平成18年)9月には一部の化学施設設備等のものを除き全面禁止となりました。
アスベスト使用建物の多くが今、解体時期に
かつてアスベストが多用された建物は、すでに築数十年が経過し、現在は老朽化による解体のタイミングを迎えています。
そのため、アスベストを含む建材が使用されている可能性が高く、解体時には特別な配慮が必要になります。
アスベストのレベル分類と解体コストへの影響
アスベストは飛散のしやすさによって、以下の3つのレベルに分類されています。
- レベル1:最も飛散しやすい(吹き付け材など)
- レベル2:保温材、断熱材など
- レベル3:比較的飛散しにくい(スレート、パッキンなど)
特にレベル1や2のアスベストが使用されている場合は、養生費・防護具費用・除去費用・工期延長などにより、解体費用が大きく膨らむことがあります。
解体をご検討中の方へ
古い建物を解体する際には、アスベストの有無を事前に調査することが法令で義務付けられています。
私たちは、アスベストを含む建物の解体にも多数の実績があり、調査・申請・除去作業・解体までワンストップで対応可能です。
アスベストはかつての“万能素材”でしたが、現在では高リスク建材として厳しく管理されています。
安全・安心な解体工事のためにも、アスベスト対策は欠かせません。
建物の解体をご検討の方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。
無料のお見積り、ご相談は、お気軽にお問い合わせください。
アスベスト調査のみも承っております。
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